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前回に引き続き、京都の話題。

私には元芸妓の友人がいるので多分他の人よりは舞妓芸妓について
知っていると思う。
まず京都には5つの花街がある。
祇園甲部、祇園東、宮川町、先斗町、上七軒である。
舞妓、芸妓というのはその漢字の通り、舞を舞い、笛・三味線を弾き
華道、茶道も学び芸を披露する事だ。
大体舞妓・芸妓というのは世間から誤解されている職業の一つだと
私は思う。 舞妓時代にお金持ちの旦那に見初められ、水揚げを
されると今でも思っている人がいると思う。
それは今の時代一切ない。小説「さゆり」があるが、これは外国人が
書いたにしては良く書けているとは思うが、外国人達からは更に
誤解をされる物語だと思う。
それは貧しい少女が身売りされ、祇園の売れっ妓になって高額で
水揚げされるという段取りなのだが、今は大学を卒業して
OLを経てから芸妓さんになる人も多いらしい。

「さゆり」の中で芸妓=芸を披露する人と何度も強調されているが、
やはり芸妓=身を売るというスタンスから抜け出ていない。

舞妓というのは大体16,7歳~20,1歳位である。
半年から1年色々な修行を重ねて舞妓としてデビューする。
髪の毛は地毛を結うので1週間近く洗う事は出来ない。
寝る時は高枕と言って、時代劇で見るような枕で寝る。
デビューした最初の1年は下唇にしか赤い紅を差さないので、誰が
新人舞妓なのかすぐわかる。
上下関係が厳しく、お茶屋のおかあさん、他のお茶屋の女将さん、
お姐さん達への挨拶は大切だ。

20代前半で芸妓になり自分の髪の毛から鬘に変わり、着物も変わる。
その頃には自分もお姐さん格になり、妹の指導をしたりする。
妹がデビューする時はお姐さんも一緒にそれぞれのお茶屋を廻り、
挨拶をして妹を紹介する。

華やかな舞妓・芸妓の着物は女性では着付けが出来ないので、
男性二人が夕方着付けにやってくる。
そして二人がかりで帯を締めるのである。
舞妓の帯が約10メートル、芸妓のが約6メートル。
友人と「TVでやるような男が帯をクルクルとはずす、あ~れ~の
シーンは有り得ないよね!」と笑った事がある。
着物の重さは冬が10キロ以上、夏でも5キロは下らない。
4月は1ヶ月に渡ってそれぞれの花街で「をどり」が開催されるので、
日中3回の公演、夜はお座敷とそれこそ重労働である。
そして地方で「京都フェア」なるものがあれば、妹達を引き連れて
かけつける。 今の時代は海外にだって行く。
私の友人はイタリアとニューヨークへ髪を結ったままの妹舞妓を
連れて出張に行っている。

洗練された着物、趣味、気の利いた会話。そして秘密主義。
お茶屋内で話された事はお茶屋から一切出る事はない。
実は狭い世界の中で地道な努力を重ねて踊りや芸に勤しみ、女の世界で生き抜いて、そして舞妓・芸妓という華やかな職業が
成り立っている。

私の友人も実に9年そういう世界で生きてきた。
彼女の努力は並々ならぬものがあったと思う。
その彼女のお陰で私も「京都の花街」という全く未知の世界を
みる事が出来たし、芸妓という職業を理解出来たと思う。
今回も彼女は旦那に芸妓たるもの、花街たるものを全身全霊で説明
していた。(彼女は英語が堪能)
私も今まで旦那に芸妓というものは誤解されていると強調してきたが、
彼女のお陰で、芸妓というのは素晴らしい職業なのだという事を
理解した。私は密かに旦那がその事を自分の同僚達に伝えて、そこから
誤解が解けていったら・・・・と願っている。
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2007.03.18 Sun l 未分類 l COM(3) TB(1) l top ▲

コメント

大変な職業だよね
私の父は京都出身だけど、花街については全く未知の世界です。
その世界で生きていくには相当の努力が必要なんだろうなあ・・・
一度だけお会いしたことのある元芸妓のお友達、
着物での立ち姿がとても綺麗なのが印象的でした。
2007.03.19 Mon l tatsu. URL l 編集
tatsuさん
やはり彼女の着物姿はキリっとして普通の人とは一味違うよね。
しかも彼女の披露宴の時、我が母は「着物で行けば?」と言いました。
無理です!!着こなせませんって!(笑)
私も彼女のお陰で色々と京都の花街について勉強出来ました。
並大抵では出来ない職業だよね。一見華やかだけど・・・・
2007.03.19 Mon l Vito. URL l 編集
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2012.04.24 Tue l . l 編集

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2007.03.19 Mon l トラベルランナーズ
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